リーン・イン 女性リーダー

【LEAN・IN 女性、仕事、リーダーへの意欲】シェリル・サンドバーグ

『女性の交渉術』
・交渉前に口上を言う。自分一人の利益ではなく集団の利益と結びつける。
・女性は交渉する正当な理由をもっていなければならない。上司や先輩にアドバイスされた等。
・誰からも好かれようとしない。
・相手の裏の事情を知っておくと有利な条件に持ち込む決め手となる。


『目標設定・仕事の選び方』
・遠い夢と18ヶ月プランを立てる。2つは同じ方向を目指していることが大切。
・仕事を決める基準は一つ、成長可能性が高いか。会社がハイスペースで成長していれば仕事が湧いてくる。反対に伸び悩んだり横ばいになっていたら、人間が余り、ゴマすりや駆け引きが横行し、士気が低下する。
・教師や医師のような仕事なら、その仕事に対する需要が高いところ。その仕事についている人が少ないところ。


『子育て環境の研究結果』
・母親が全面的に育児をした子供とそれ以外の人が育児に携わった子供の間では、発達に何ら違いは認められなかった。認知能力、言語の理解力、社会的能力、対人関係の構築・維持の能力、母親と子供の絆のいずれをとっても、両者の間に差は認められなかった。
・父親が育児に協力的・積極的、母親が自律的な子育てに賛成である、両親の仲がよく安定した結婚生活を送っている、といったことのほうが、育児形態の2倍、3倍も子供の発達に影響をおよぼす。


『男女バイアス研究結果』
・長所や資質は差別を正当化するために操作されてしまう。
審査官が男性に有利になるよう採用基準を変えてしまう。
同じ学歴学歴、経験でも評価は男性の方が高かった。性別を隠した評価では女性に有利な結果がでている。

・伝統的な結婚(妻が専業主婦)をしている男性は、現代的な結婚(妻がフルタイムで外で働いている)をしている男性に比べると、職場での女性の存在にあまり好意的ではない。



〈感想〉
そういえば、夫婦(婚約時ぐらい)で同じ職場で働いてた頃、私に昇進の話があったけど、『夫より立場が上になると、夫婦関係がぎくしゃくするかもしれない』と言われ、話が無くなった。1年後に夫婦で揃って昇進したけど、あの時は、社会人4年目25歳で、ライバル的に頑張ってた男性同期が先に昇進することになって悔しい思いをしたなぁ。

なんか、純粋に実績で判断された方が、夫も割り切れることないか!??妻は夫より一歩下って歩くみたいなのを美的とする風習。侘び寂びの日本のよさでもあるが、働く女性にとっては葛藤でしかない。上司はすごく大事にしてくれてたから、全く悪意はなく、逆にプライベートまで心配してくれた結果なんだけど、フェアじゃないよね。

実際、表向きは古き良き女性像でいる方が、うまく生きられることが多くて、今はそれを使いつつ自分を強くもち続けること、同じ境遇の人を支えられるように私の価値を高めることが私の使命かと思ってる。
母親像をアップデートし、夫に伝えることを意識的にする、怖がらなければ何がてきるか、何がしたいか自分に正直になって進んでいきたい!


♯読書垢 ♯ジェンダーフリー